収納スペースについて
10月にしては暑さを感じる日が多かった今年の秋ですが、11月に入るとさすがに一日の寒暖差も大きくなってきました。
秋物から冬物へと衣類や布団の入れ替えをしながら、改めて住まいの収納スペースについて考えてみました。
衣類に限らずですが、収納スペースというのは快適な住まいづくりをする上でとても大切な要素になります。
新築やリフォームを検討されるときには、以下のようなポイントをおさえて収納スペースを考えるとよいのではないでしょうか?
●隠す収納と見せる収納●
収納といっても室内から見えないように隠すばかりが収納ではありません。
魅力的なアイテムやコレクションをディスプレイするように、オープンシェルフで飾りながら収納を楽しむのも一つの手法です。
まず最初に、見せたいものと隠したいものの仕訳けを考えてみるのも大切な作業です。
●デッドスペースの活用●
クローゼットなどもともと収納になっているところ以外にも、室内のデッドスペースを有効な収納として利用するケースがあります。
階段下や天井裏、床下収納などはその最たる例ですが、それ以外にも壁の厚みを利用して収納を埋め込む「ニッチ収納」はスペースを有効に使えるアイデアです。
玄関の壁や洗面所の横など、ちょっとしたスペースに設置できるので見た目もスッキリします。
●フレキシブル収納●
昔ながらの住宅収納は棚板まで固定されていて、高さが足りない場合やが無駄に空くケースなども見受けられました。
その点、ライフスタイルの変化に対応できるフレキシブルな収納は長期的に見てとても便利です。
可動棚や引き出しは、収納するアイテムのサイズや量が変わっても対応できるため収納スペースを無駄にしません。
●多機能な収納スペース●
リモートワークに対応できるスペースを希望される方のなかには収納とワークスペースを兼用する場合もあります。
本来、書斎と収納は別々に区分けされますが、納戸に小さな机を置き本棚やキャビネットを配置したり、吊り棚や可動棚など設置して部屋を効率的に使います。
ほかにも、インテリアに調和した収納デザインや家具と一体化したものなど、収納に関するポイントにはいろいろな事例があります。
収納スペースの有効活用について、ぜひアレコレ考えてみてはいかがでしょうか?